前回の記事
の続き、素直になれない心理です。
オレンジデイズのネタ、
あと少しお付き合いくださいね。
ヒロインの恋人・カイくんには、かつて年上の彼女がいました。
でも気持ちのすれ違いで別の男性のもとへ行ってしまいます。
2人が別れてしばらく経った後、
元カノさんがカイくんに、
“本当はもっと甘えたかった。
でも年上だから、しっかりしなきゃいけないと思ってできなかった。
なぜあの時、甘えたいって言えなかったんだろう。”
的なことを打ち明けます。
元カノさんにしてもヒロインにしても、
大切な彼に素直な気持ちを伝えられない。
それどころか逆の態度を取ってしまう。
このことを、精神分析学者フロイトが提唱した「防衛機制」から見てみます。
防衛機制とは、
ざっくり言うと「心を守る手段」です。
元カノさんが甘える自分を想像した時、きっと色々な不安や恐れがよぎったんだと思います。
不安や恐れを感じ続けることは、
心にとって不快なことです。
だから彼女は、
「反対の行動や態度をとることで本心に蓋をする」という手段(反動形成)で心を守ったんですね 。
分かりやすい例だと、好きな女の子に意地悪しちゃう男子小学生がまさにそう。
素直になれないのは、ココロの裏側でこんな作業が行われていたからなんです。
防衛機制にも種類があって、それは10種類以上とも言われており、割と日常的に行われています。
誰にでも見たくない、認めたくないことってありますよね。
だからこの手段を使わずに生活することは難しいですし、でなきゃそもそもこんな仕組みは存在しないんじゃないかなぁと思ったり。
素直になるって、実はけっこう勇気がいることなんです。
あと、心を守ろうとするからこそ創作エネルギーや成長のモチベーションに変わるなど、成熟した手段もあるんですよ。
ただし、
中には行き過ぎると生活に支障が出たり、体調不良の原因になる手段もあると言われています。
本心と行動・態度のズレが大きくなればなる程、それはそれで負担になってしまうんですね。
そう思うと、前回登場したAちゃん。
私の気持ちをありありと代弁してくれたということは、自分の気持ちをよく理解し、表現できる人だったんだと思います。
高校生にして凄いなぁと、今さら感心しました。
ちなみにAちゃんは
あの頃の夢を叶えたそうです。
今日も読んでくださり、
ありがとうございました。
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