これは姉から聞いた
亡くなった父のエピソードなんですが。
姉が若い頃、父親に苦手な人の愚痴を言っていた時のこと。
「普通はさぁ、
こういう時はこうするもんやん!」
「普通はここまで言えば分かるやん!」
すると父親が
「普通って何や?お父さんも今まで色んな人と仕事してきたけど、人によって普通は違う。それを分からんといつまでも人に腹立ててなあかんで。」
みたいなことを言ったそうで。
いやぁ、父、
いいコト言うな〜
怒ったら怖かったけど…
普遍的なものは別として、
ここで言う「普通」とは
常識や考え方、価値観など。
特に相手への気遣いに関して使われることが多いですかね?
私もかつては
「普通はさぁ」のヘビーユーザーで、
その時は
「あーもー何で気付かないかなぁ?」
「何で平気でそういうこと言えるの⁈」
とイライラすることが多々ありました。
でも父の話を聞いてから、
たとえ身内であっても
相手を違う人間として受け入れること、
相手に直接伝えること、聞くこと
をもっと大切にしようと思ったんです。
それからは自分と違う「普通」に対して
「ちょっとそれどうなん?」と思ったら、
「そっか、この人にはこれが普通なんやな。」
と思うようになり、不快ならなるべく伝える(お願いする)ようになりました。
まぁ言いたくても言えない、伝えても分かってもらえないこともありますけどね。
例えば私の場合、電車で
「座席つめてもらっていいですか?」
だと言えます。
(前は絶対こんなこと言えませんでした!え?年の功じゃないですよ?)
でも公共の場は何かと勇気がいりますし、身内にはどこかで分かっていて当たり前、分かっていて欲しいという期待感もあるんですよね。
だから割り切れないこと、相手もいますが、人によって「普通」は違うという視点を持っていると、「しゃあないか」と諦めがつき楽になることも。
もし口から「普通は…」って言葉が出てきたとき、ふとこの話を思い出してイライラが軽減されたらいいなと思います。
今日も読んでくださり
ありがとうございました。
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