あの頃の私に教えてあげたいこと。
それは、
何の意図もないこちらの言動に相手から強い反応(怒りなど)が返ってきた時、
「それはあんたの問題ちゃう。
相手の心の事情なんよー!」
と。
思春期の頃、
嬉しくて思わず「やった!!」と叫ぶと、仲の良かった友達に睨まれショックだったことがありました。
そこで私は、
“そうか、こういうのが不快な人もいるのか、次からはやめよう、空気の読めない私が悪いんだ”と今でいうKYにならないスキルを身につけたんでしょうね。
確かにデリカシーを学ぶ機会になりましたが、かと言って相手の反応に過敏になると疲れてしまいます。
本当なら「(急に叫んで)ビックリさせてごめんね。でもあんな風に睨まれたら傷つくよ。」と自分の気持ちを伝えられたらよかったんですが、当時そんなスキルは持ち合わせておらず。
「何で睨むの?!」と言うのもアリでしたが、当時の私は“こういう時は表現をセーブするべし”を選択しました。
もちろん私に攻撃や皮肉、自慢など、相手を不快にさせる意図や下心があれば強い反応も分かりますが、そうでなければ相手の心の事情が大きく関わっています。
あ、これは強い反応をした方が悪いとか、どっちが悪いという話ではありません。
あくまで心の仕組みのお話です。
で、これは逆も然りでして。
私も相手が何の意図もなく言ったことに強く反応する時は、私の中の“何か”が刺激されたわけです。
それは劣等感や罪悪感だったり我慢だったり、自分にとって触れられたくないことなんですよね。
もしあの頃の私がこのことを知っていたら。
もっと自由に表現できたかもしれないし、波風立てまいと我慢したとしても、自分を責めはしなかったかもしれない。
何なら本音を伝えることでもっとその子と親密になったか、もしくは関係が悪化したか笑。
全部仮説にすぎませんが、まだまだ“自己”を確立する過程の思春期。
知っていたら、もっと気楽に過ごせたんじゃないかなぁと思いました。
思春期のお子さんのいる方とお話する機会があり、今日は遠い昔の記憶を辿って記事を書きました。
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