「そこそこほどほどの生き方」という本を読もうとしたとき、ふと頭でこんな声をキャッチしました。
「私はそんな生き方せぇへんけどな。」
チャーハンを作っているとき、母のように味の素を使おうとしたら頭でこんな声をキャッチしました。
「味の素ってあんまり良くないねんで?」
え、今の声なに??
、、あっ!
これは10年ほど前、私がカウンセリングに通いだした頃の話です。
声の主は10歳年上の長姉で、姉ならこう言いそう…という想像で実際に姉が言ったわけではありません。
でもこの声をキャッチしたのがターニングポイントでした。
私は三姉妹の末っ子で姉2人は年子。
小学生のとき姉たちはバブリーなOL。
特に長姉は私との性格的な相性もあり、姉以上母親未満となって影響力も大きく、"お姉ちゃんが言うならそれが正しいんだろう"という考えを知らない間に持っていました。
新婚で料理に余裕がなかったとは言え、調味料1つ使うにも反射的に迷うほど、当時は自分に自信や責任を持てませんでした。
失敗して傷つくのが怖かったんですよねぇ。
でも特にめちゃくちゃ困ってると感じてないし、むしろ皆んなに支えてもらって恵まれてる。
だけど
自分がボヤけているような、
いつも何かを気にして緊張しているような。
恵まれているからこそ"裏側"を見るのが怖かったんです。
で、結婚して数年後、身体の怠さと吐き気が続き、内科へ行っても原因が分からずカウンセリングへ通い始めます。
あれ、
何を言っても否定されないし、アドバイスも押し付けられる感じがない、、。
意見を言っても物申す的にちゃちゃ入れされない!
めっちゃ新鮮でした。
素直に感情を表現する許可ができ、何も感じてないんじゃなくて感情を麻痺させていたと気づきました。
カウンセラーから自分を知るサポートをしてもらいながら、日常では自分の感じていることに意識を向ける習慣をつけた結果、冒頭の声をキャッチしたのです。
うわっ、
私こうやって"脳内お姉ちゃん"に
しょっちゅうお伺いたててたんや、、。
"脳内お姉ちゃん"の声は呼吸する、トイレに行くレベルか⁈ってくらい、無意識で無自覚なことでした。
②へつづく