変わりたい、何とかしたい、解決したい。
そう思ってるのに
行動に移せなかったり現状のままが続くのは、
ほんまのほんまは
心の奥では変わらないって決めてるから。
心理学者のアドラーさんは言います。
「人間の行動には全て目的がある」
アドラーさんご本人。どういうポーズ?
変わらない、悩み続けることにも何か目的やメリットがあるって言うんです。
例えば、
彼氏と別れたいけど別れられないのはフリーになるのが嫌。
仕事を辞めたいけど辞められないのは転職活動が面倒くさい。
こういった理由は自分に問いかけても出てきやすいし、ですよねーって思えるんですが、さらにその奥に
変わらない方が
嫌われない
傷つかない
愛される
守られる
存在価値がある
かまってくれるなど、
実は無意識に自分の価値そのものや安心感と繋げて、心の奥でまさかの目的やメリットになってるものがあるんです。
こっちは"リンスのいらないメリット♫"
ただしこれらの語尾には"と思っている"がつき、思い込みや癖であって事実とは異なることも。
でもなー、この考え方なー、自分のことを責める癖があるほど、しんどい渦中にいるほど受け入れ難いねんなー 涙
以前アドラー心理学を取り上げた番組で、司会者がこんな考察をされてました。
"子供の頃いつまでもおねしょが治らなかったのは、体の弱い兄に付きっきりの母親の関心を引くためだった。"
確かにこれは子供には大きなメリットですよね。
ちなみにこれに関して嫌われる勇気の著者である岸見さんは、対処法はおねしょの話題には触れず(触れたら関心を示すことになるのでおねしょが続く)、あなたに関心があるんだよと示すこととおっしゃってました。
困らせると分かってても親の関心を引きたかった気持ち、私にも心当たり大有り 笑
なのでアドラー心理学では、どんな自分も私なんだという自己受容(許容)は欠かせません。
人生は選べる。どんな状況であっても選択して決断しているのは全て自分なので、弱さや非情さなど、認めたくない自分がいるとしんどいし、ましてや課題を乗り越えるために行動する勇気なんて出せません。
でもアドラー心理学って自分が人生の主人公だって感覚が強く、人間が持つ心のパワーを信じているから私は好きなんです。
ある程度心にパワーを取り戻すまでは、
できないんじゃなくてやらないって決断している
とか、
くー!意地悪ーー!!
と思ってましたけども。
この視点で目の前の現実を見るとブレーキになってる感情が分かりやすく、本当はどうしたいのかが見つけやすいのため、セラピーでもその方の心の段階によりますが、アドラー心理学的な視点でお話することもあります。
ぜひ体験してみてくださいね。